幼少期よりダンスを習っていたので、わたしにとってチャコットはとても身近な存在でした。就職活動を始めたときに、「チャコットって日本の会社だったのか！」と知ってますます興味がわいてきました。さらに製販一貫体制であることや、事業内容の幅広さを知り、色々なことにチャレンジできそうな会社だと思ったのがエントリーのきっかけです。

他にも人を喜ばせたいとの思いからサービス業を中心に就職活動を続けましたが、「大好きなダンスに様々な視点から関われそう！今までの経験を活かして自分らしく働けそう！」と思ったのが入社の決め手でした。

日々の仕事について教えてください！

入社後はフィットネス部門の営業職へ配属となりました。ヨガウェアの認知度アップのためにヨガイベントに出店をしたり、新規開拓のためにヨガ教室への営業活動を積極的に行いました。
2021年にコスメティック事業部へ異動し、現在は専門店へコスメティック商品を卸す営業を担当しています。
専門店への営業の仕事は多岐に渡ります。弊社の商品を専門店のメインコーナーに置いてもらうために、バイヤーと商談を行いますが、準備することがほんとうにたくさんあります。どんなパッケージにする？発売日はいつがいい？どんなキャッチコピーが効果的か？どんな什器（商品陳列棚やショーケースの総称）なら魅力が伝わるか？等々、商品企画部門やブランディング・宣伝部門のメンバーと話し合いを重ねます。
商品を売ることだけでなく、様々なことに関われることが製販一貫体制のチャコットならではの面白さだなと思っています。
商談がまとまった後も実際に専門店に足を運び、販売員の声を聞いたり、お客さまの動向を見たり、売場のメンテナンスなども行います。コンペチターのチェックも欠かせませんね。売場で感じたことはすぐに上司に報告していたのですが、「この情報はみんなで共有しよう」との声かけから、営業チーム内で情報共有チャットが立ち上がり、意見交換がスムーズに行えるようになりました。

堀井さんの営業スタイルを教えてください！

製造販売元 対 専門店（取引先）といった壁を作らないよう心がけています。営業が直接お客さまと接するのではなく専門店への卸営業だからこそ、バイヤー・販売員の方とは「実はこの商品の売れ行きが伸び悩んでいて・・・」などの本音をぽろっと言えてしまうような、そんな関係がつくれたらいいなと思っています。
例えばチャコットのロングセラー商品であるフィニッシングパウダー（クリア）ですが、「白浮きしそう」と軽くパタパタとお顔にはたく方が多いようです。そこで専門店で実際に商品を販売してくださる販売員の方に「このパウダーはパフにたっぷり取って、軽くお顔をおさえながらつけていただくと肌への密着度が高まります！」などと身振り手振りを交えてお話ししたり、「クレンジングウォーターは朝のメイク前にも使えますよ！」と言った豆知識をお伝えしたり、積極的にコミュニケーションをとっています。
バイヤーさんへメールを送る時も、「〇〇店の〇〇さんがこんなPOPを作ってくれて売上伸びています！」など印象に残るような一言を添え、”チャコット”を可愛がってくれてありがとう！の気持ちを伝えるようにしていますね。

美しさとは何か、自分は今“美しく”いられているのかと日々考えています。チャコットの社員である自分は、このブランドフィロソフィー「人生を、芯から美しく。」を体現できているのかと自問自答した時に、「今のままでいいのかな？もっと自分を深堀りしてみたい！」と感じるようになりました。
その思いが強くなった一つのきっかけが、コスメティック事業部に異動してすぐ開催されたチャコット・コスメティクスの展示会でした。
1997年に舞台メイク用として誕生したコスメティクスは、リニューアルを重ねて日常の生活でもステージの輝きを実現する商品へと進化していきました。そのお披露目の場である展示会でご来場いただいた多くのゲストの方からお褒めの言葉をいただき、自分の仕事への誇りを改めて感じることができました。
それと同時に、歴史あるコスメティクスのリブランディングに携わっているという責任感とコスメティック事業部のメンバーとしてアイデアが出てこない自分への物足りなさも痛感しました。

入社して10年。今までオフの時も仕事のことを考えて、常にアウトプットし続けて全力疾走してきたということに気づかされました。コロナ禍で自分の内側に目が向くようになったからかもしれません。
もっと自分を知りたい、没頭する時間が欲しいと思うようになり、華道や茶道にチャレンジするなどオフの時間の過ごし方も変わってきました。また、もっと外の世界のことをインプットしようと思い、2022年4月からヘアメイクの専門学校に通うことを決めました。社会人が多く通う学校なので、新しい出会いから多くの刺激を受けています。自分自身の内面の充実が、「人生を、芯から美しく。」することにもつながると感じています。