STORY

プロジェクトストーリー

STORY 2

商品がお客さまに届くまで

プロジェクト全体を管理する

バランス事業部
MD
Nさん

私はMD(マーチャンダイザー)として、企画や販促、売り上げやコストの管理を担当しています。
いわば、司令用のような役割。

当然、全商品がヒットするわけではありません。
売り上げを確認しながら「お客様が求めているものは何か」を考え、市場リサーチを入念に。
前年度の実績を確認しながら、注力していくサービスや、生産数や在庫の管理などを行います。

また、ひとつの商品を作るにしても、ブランド全体の見せ方から逆算して企画していく必要があります。
例えば2024年2月に発売した商品だと、前年度の売れ行きを加味してテーマを決めました。

まずはマカロンカラーをベースに、春らしさを感じさせるプリントを施すこと。
そして3月6日の国際女性デーに合わせ、そのシンボルであるミモザの花を組み込むこと。

こういったお仕事を通して、ブランドの方向性をも左右する、責任あるポジションですね。

チャコットの姿勢をブラさない

バランス事業部
デザイナー
Nさん

毎日お洋服の絵を描いて…
なんてイメージをされる方もいらっしゃるかと思いますが、デザイナーって事務作業も多いんです。

製品の絵型を作るのはもちろん、情報としてまとめたり、染色を発注する際の書類を作成したり。
こういった作業、実は本当に大切なんです。

チャコットはアパレルブランドではなくスポーツブランドなので、「運動着」である必要があります。
布地に伸縮性はあるか、肌触りはいいかなどなど。

デザイナーが使用する生地の指定まで行うので、私たちの手にチャコットの「モノづくり」がかかっているんです。
だからこそ、生産を担当していただく方への指示などは間違えてはいけません。

それこそ「デザイン」と同じような熱量で、生地のデータを探したり…
なければ公的機関に調査依頼を出したり…

華やかなだけじゃない、そういった部分も楽しいですよ!

企画から関わっていく

バランス事業部
デザイナー
Yさん

普通のブランドなら、MDの企画をもとにデザインを起こすのが仕事です。
ですが、チャコットでは構想段階からデザイナーも参加し、“実際の絵”を加味して計画を立てています。

ただ企画書をもらい、それをもとに図面に起こすというようなイメージではありません。

MDとタッグを組んで進めていきますが、「Chacott」に魅力を感じて入社した者どうし、意見が対立するようなことはほとんどありません。

ただ、客観性を失ってしまわないように、ということをチームとして意識しています。
あくまで「お客様がどう感じるか」という視点で考えていくのが大切なのです。

正解のない世界、様々な意見に耳を傾けてデザインをすることが本当に大切…

いかにお客様が求めているものをイメージできるか。
どんな方が、どんなウェアを必要としているのか。

常に勉強の連続ですね。

“型紙”に宿る責任と楽しさ

バランス事業部
パタンナー
Iさん

「パタンナー」のお仕事は、デザイナーが作成した「絵柄」を、実際に形にしていくこと。

細かい部分をすり合わせながら、素材や形、着心地や着用シーンまで考慮してパターン(型紙)におこしていきます。

まずはCADを使用して試作品(トワル)を作成。
その後、改めてデザイナーと協議しながら改善のすり合わせを行い、サンプルを作成するために、工場へ仕様書を送ります。
ここまでがパタンナーの責任で進むのです。

完成後にはMD、デザイナー、パタンナーで検討会を行い、製品を見ながら意見を出し合います。

ここでは生地の伸び方(キックバック)や着心地、着用時に体のラインが綺麗に見えるかを特に重視しています。

自分たちの仕事を振り返ることも本当に大切です。
時代の変化や素材の進化に合わせ、私たちも常に改善し続けなければいけませんね。